能登半島地震でのボランティア活動
小沼さんから能登半島の地震について寄稿がありましたので下記に掲載します。
24年1月31日
一一一一一一
茨城県トラック協会から今朝、連絡がありました。
🔴もう1回だけ石川県までのボライティアは大丈夫か? トレーラー36トン車。
・ただ相変わらず道路は凸凹で輪島近辺は大型車は走れないから石川県羽咋市までの往復。
・時間は2/2(金)の20時に茨城県を出発して、戻りは2/3(土)の20時までの24時間➡OKしました。
<あちらの状況>
・能登地震も1ヶ月が経過して大量に支援物資も届くようになっている。
・ただライフライン(特に水道)はいまだに復旧していない。
・先方に「何が不足していますか?」と協会が聞いたところ「移動が徒歩のみなので利用していない自転車があったら提供して欲しい」
<あちらの状況>
・能登地震も1ヶ月が経過して大量に支援物資も届くようになっている。
・ただライフライン(特に水道)はいまだに復旧していない。
・先方に「何が不足していますか?」と協会が聞いたところ「移動が徒歩のみなので利用していない自転車があったら提供して欲しい」
<こちらの協会の動き>
・シルバー人材センターのジイちゃん達に活躍して貰い自宅で不要な自転車を軽トラで掻き集める。
・警察に頼んで「駅前などに乗り捨ててある自転車を提供して欲しい」⇚持ち主に確認しないと・・硬い事を言っているらしいが・・。
・行政(市役所管轄の駐輪場に)置きっぱなしの自転車が長期間に渡り大量にあるらしく撤去と処分費用に困っているらしい
<自転車屋さんの動き>
・老舗(ほぼ廃業している)自転車屋さんのジイチャンたちが「俺の出番か!走れるように無償で修理してやるよ」と5人くらい声を上げてるとの事。
・ほこりを被っている昔の道具(修理器具)を持ち出して(意気に感じて)磨いているとの事。
・アッチ(石川県)に連れて行ってくれたら、向こうで乗れなくなっている自転車を修理して上げる(もちろん無料)
・空気入れも数十台を寄付してくれるらしい。
<小沼の動き>
・SDGSにも寄与すると思うし、資源(廃棄する自転車)の有効利用になるので良い事だと思います。
・集まった自転車(200台は積める)をトレーラーに積み込んでくれたら運びます。
・自転車屋さんを2人まではトレーラーの助手席と仮眠席に乗れるからどうぞと言ったら➡5人とも行くと言ってるらしいがソレ以上は乗れない( ノД`)シクシク…)
※3日間の猶予があるから大量に集まると期待しています。
こんばんは、そろそろ出掛けます🚛
今夜の運搬状況を見にきたら自転車がナント300台近く集まっていました。
200台しか積めないのに、どうやって積み込んだのかな⁉️と疑問でしたが流石は自転車屋さんのプロです
① ハンドルの根本のネジを緩めてハンドルを90度回すとスペースが取れる、そして籠を一旦外す。
➁ペダルを二つとも外すと更にスペースが取れる(どの自転車も共通だから問題なしとの事)これで解決だそうです。自転車屋さんのジイちゃんたちが奮闘してくれました。
積み込んでくれたのは駅前にタムロしていた若者で主に高校生男子で「学校が自由登校で休みだからアイツも呼べ」とLINEで仲間を集めてくれて応援してくれましま。
女子高生も含まれていて短冊に「石川頑張れ、希望、頑張ってね」等と書いて自転車に1枚づつ輪ゴムで止めてありました。やるねぇ、やはり若者は馬力がありますね。
一一一一一
追加で輪島からトラック協会に「材木を持ってきてくれたら有難い」と石川の建設業者から連絡があったそうで、利用目的は仮設住宅の基礎にする杭のためだそうです。
協会が張り切って交渉して複数の材木屋さんから「杉の木を伐採したものが倉庫に眠っているからタダで良いから持ってけ」で、太さ10~20センチの木を長さ3メートルくらいに切ってくれて500本くらい確保したそうです。
これも先程の高校生男子の出番で、かなり重いけど積んでくれたそうです。活躍していますよね。この子たちは不良にはならないな(^O^)
よって2台のトレーラーで行くことになり、小沼はコッチの材木の運転に変更になりました。
13年前にも東北に同じように運んだ事があります/丸太なので急に曲がるとガラガラと荷崩れしちゃうのでノロノロで走ります/万が一のために他の車に迷惑かけないように後導車の乗用車がトラックの後ろ30メートルくらいの位置で、ずっと羽咋市まで付いてくれます。
この乗用車に自転車屋さんが3人乗れるので結局は5人の自転車屋さんに行って貰えます。助かったぁ!!
行きは荷物が重いので路肩の弱い道路ではなく遠回りだけど広い道路を選んで茨城→東京→名古屋→岐阜米原市→福井➡︎石川県にします。
帰りは荷物は空っぽなので北陸から関東まで地図をご覧頂ければ分かりますが、ほぼ一直線で戻れます。石川→富山→長野→群馬→栃木➡︎茨城県。
24年2月3日(土)
こんにちは😃今回の作業は終わりました。ご挨拶をして14時には出ようと思います。
🟢良い情報
被災地には沢山のボランティアの方々が入って来ていました。特に力仕事が多くなるので若者が多いのが目立って立派だなぁと思います。
現地に行きたくても行けない人も沢山いますけど、祈り、願い等でも充分に北陸には伝わっていると思いますので卑下する必要はないですね。
茨城で荷物の積み込みに高校生が張り切っていた事を茨城トラック協会から羽咋市の支援センターに事前連絡してあったらしく、羽咋市でも高校生に声を掛けて(僕達も負けちゃいられない)となって手伝ってもらう事になったそうです。数十人の高校生が待機していてビックリ‼️色々な人の連携が出来ているなぁ、良い事だなぁと感心しました。若者の機動力は凄いですね。
🔴自転車
おじいちゃん達がハンドルを元に戻して➕ペダルを付けて完成🚲じいちゃん達の奮闘は凄いですね。
そして完成した自転車を高校生10数人が自転車を綺麗に磨いてから軽トラに積み込んでいました。軽トラと2トン車で20台くらいに分散して持ち帰りました。
🔴材木
フォークリフトで降ろした後に大工さん達が凄い機械(巨大な鉛筆削りみたいな物)に一本づつ差し込んで鉛筆みたいに先端を削っていました。杭の先端が尖って打ちやすくする為ですね。こんな機械があるのは初めて見ました。
完成した杭は沢山のユニック2トン車に移して大工さん達が輪島市、珠洲市、能登町、内灘町にそれぞれ運んで行くそうです。
一一一一一
自転車屋さん達は初めての北陸と云うのもあって今夜は石川県加賀市の山中温泉♨️に宿泊して疲れを癒すそうです、沢山働いたからソレも良いですよね🤗なのでトレーラー運転の2人だけなので何かアクシデントが発生したら心細いので同じルートで2台一緒に帰ります。先ずはダムで有名な富山県の黒部を目指します、そこで茨城の高校生に銘々に土産でも買います。帰りは急ぐ旅ではないのと雪道なのでノンビリと帰ります、8時間位かなぁ💨
小沼さんボランティア活動慰労会で、立川さんから、綺麗なお花をプレゼントされ、気負いなく、ポッピー飲みながらまた行きますよ、と普通に楽しく発言する小沼さんでした。