鈴木宣弘先生、「食と農と生命 ~子ども達の未来を守る~」、11月21日(木)、大井町きゅりあん7F
講師:鈴木宣弘先生
1958年三重県志摩市出身、東京大学農学部卒、2024年から東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授。
NHKクローズアップ現代、NHKスペシャル等に出演多数、著書は「世界で最初に植えるのは日本~食の安全をどう守るか~」等多数
日時:11月21日(木)(15:45受付開始)
会場:大井町きゅりあん7階イベントホール
会費:3,000円
定員:200名
11月8日(金)までに品川法人会に申し込み
お問合せ先:品川法人会〒140-0004品川区南品川2-7-6 TEL 03-3474-7449
品川、大井、五反田ブロックの法人会が合同で、講演会を開催しました(会場:大井町きゅりあん)。参加者は150-160名で、月20回以上の講演を行う鈴木先生が登壇されました。
先生は、日本の食糧危機を全国で訴えており、今回の講演でも多岐にわたる食に関するトピックが扱われ、大変参考になりました。
鈴木先生の主張は、日本の食糧自給率の低さと備蓄の不十分さが有事の際の深刻な危機を招く可能性がある点にあります。
また、遺伝子組み換え作物や農薬問題、安全性が懸念される食品輸入の基準の緩さについても触れられました。
特に、政治的配慮によりアメリカ産食品の輸入が優先される一方で、日本の農業や酪農が減反政策などで圧迫されている現状が指摘されました。
(写真で鈴木先生と一緒に写っているのは参加者の一人です。)
・食料自給率38%と言う数字が出ているが、種苗や肥料等の輸入を考慮すると実態は10%程度。
・農業への補助金が5兆円から2.3兆円に減少してしまっているが、多くの欧米諸国では農業に莫大な補助をしている。財務省に対する農水省の力が弱いために必要な予算を獲得できない。
・安全性の面から、海外では禁止されている遺伝子組換えや農薬を使用した食材の規制が日本は緩い(海外からの圧力)。
・農家の平均年齢が69歳になっており、利益もほとんど出ない状況なので後継者が育たず、日本の農業が壊滅する危機にある。
・世田谷区のように生産地と提携して有機栽培の美味しいおコメを学校給食に提供する自治体が増えている。
鈴木宣弘先生が理事長をされている一般財団法人「食糧安全保障推進財団」のホームページへのQRコードです。
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